2017年7月12日水曜日

和栗の屋根

2階リビングの和栗のいえ。1階より2階が広い。よって、2階東面と南面の一部が大きく張り出している。てゆうか南東面の一部の1階部分が引っ込んでる。全体像は下図参照。

窓の位置とか大きさとか違うけどな
 図の外観は白一色だがこれは単に無着色なだけ。実際は選りすぐりの高性能な外壁材で彩られたスーパークールな外観をしている。

屋根について。設計さんの1stプランでは大きな片流れだった。これはぼくらが太陽光発電を検討してると最初の打ち合わせで設計さんに語ったから。しかし太陽光発電はシミュレーション資料をもらったりハイテク高性能なそろばん弾いたり、やらかい頭でいろいろ検討した結果、採用を見送ることになった。また、うちの土地は北側斜線がキツイから綺麗な片流れにならず、中途半端な位置で途中から屋根が折れちゃうのもイヤだった。

あと、そもそも片流れって和栗の雰囲気じゃない。いや、和栗のコンセプトはこの時まだなかったんだけど和モダンというより若干和寄りのモダンジャパニズム的なテイスト狙ってたし軒の出が大きな屋根にしたかったのもあった。これらのことから片流れはないなと。道路に面する開口も狭いから寄棟もイマイチ迫力に欠ける。ってかもともと切妻屋根が一番好き。ってことで屋根形状は切妻に。

しかし切妻にしても北側斜線の制限で北側の屋根は低くしなければいけないらしく、桁落ち必須とのこと。したがって屋根のてっぺんが建物の中央から南にズレて「への字」型屋根になった。これはこれでカッコいいと思ったから結果オーライ。

あと東西南北に対して土地が少し傾いてる関係から西側も北側斜線にかかってるみたいで完全な切妻屋根は不可とのこと。で、東側は切妻なのに西側は寄棟になってるってゆーご近所さんには内緒のはなし。ちなみに、お隣さんは北側斜線に屈したことが一目でわかる屋根形状をしている。

屋根の材質は絶対陶器瓦で!と思ってたけどW建設の標準で陶器瓦は平べったいモダンなやつしかなく、和風の波型がなかった。和風の波型瓦に一番近いのが富士スレートのエアルーフ・フレンチ。色はNいぶし。


NいぶしのNってなんだろ


フレンチって思いっきり洋風の名前だし実際洋風の住宅向けの屋根材だけどNいぶしなら和風に見えるよねってことで採用。棟換気できるやつ。こちらの屋根材は陶器瓦じゃなくてなんかハイブリッドなんちゃらってゆーぶっちゃけセメント瓦なんだけど陶器瓦より軽いしスレートよりはマシかなと。実際に施工された屋根の写真が下。



美しいねぇ。陶器瓦のゴツゴツした重厚さはないけどね。

街中でいろんな家を眺めて覗いて観察しているとやっぱり陶器瓦はずっと美しいってことに気づく。家は古くてボロいけど屋根だけピカピカって家がたくさんあって陶器瓦はすげぇなと。一方、比較的築浅に見える家でも屋根がスレートだと変色が目立つ。つってもうちの屋根も結局塗装だからたいして変わらんかな?わからん。




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【撮影】和栗のお宅訪問