もうね、巾木なんてホントどうでもいいと、ぼくなんかは思ってまうけどね。世の中には巾木そのものをなくしたいと、そのほうがスタイリッシュだと、考える人もいるみたい。
けどなんつうの、ぼくってあれじゃん。縁フェチっちゅうか、枠フェチっちゅうか、周囲を濃い色でフチ取るのが大好き。塗り絵なんかは一度線の上を濃い色でギューッと縁取ってから中身を同じ色で淡くサラサラと塗るタイプだから。あとツートン好き。子供のころはマークⅡのバンに憧れてて、いつかボディの真ん中に横方向の太い木目ラインの入った車に乗ると決めていた。いまでもたまにそうゆう車を見かけるとワクワクする。売ってても買わんけど。
で、巾木。最初に設計さんが提案してくれたのが神谷のシンプル巾木。
神谷コーポレーションのシンプル巾木 |
我が家にスタイリッシュな巾木を!と願う施主の希望をほどよく叶えてくれるっぽい名品。多くの施主が採用しているみたい。高さ30ミリでスタイリッシュ。らしい。従来の巾木は倍くらいあんのかな。現住の団地は60ミリくらいある薄いビニールみたいなやつ。
この巾木、設計さんからは「白でいいっすよね」って色の確認しかなかったけど勝手にシンプル巾木が採用されてた。もちろん差額なし。しかし後になって内装の雰囲気を和風に振り切ったほうがいいねってはなしになって、その時に壁紙をアイボリーというかベージュというかクリーム色っぽい感じの土っぽいというか和風の塗り壁っぽい感じの生成(キナリ)な色合いにしようということになった。
そこで気になるのが巾木の色。床はEIDAIの里床、紺鼠色。
EIDAIのWEBサイトより |
かなり黒いやんな。これに白い巾木がきて、壁は生成。これは変だと妻。たしかに変。どうしよう。きっと妻は巾木もネイキッドライトにしたがっている。ネイキッドライトなら生成な壁紙とも合いそうだ。けど、どうしよう。あんのかな。ネイキッドライトの巾木なんて。どうかな。どうかな。
あるんやん。 |
あった。高さは35ミリとシンプル巾木より少し大きいけど十分スタイリッシュかと。厚みの7ミリとのバランスを考慮するとこっちの方がスタイリッシュかも。
ってかさっきからスタイリッシュスタイリッシュって何度も書いてるけど別にスタイリッシュな家にしようなんてこれっぽちも思ってなくてじゃあなんでスタイリッシュスタイリッシュ書いてるかというとスタイリッシュなヴィジュアルというのは我が家のコンセプトであるモダンジャパニズムな和栗のいえの「モダン」枠を担う重要なスパイスになってることはこの巾木を見ればすぐにわかることだからいちいち説明しない。って説明しときゃいいかな。
こうしてまたもや妻のこだわりによって、念願のネイキッドライトハウスを手に入れる日がぐぐっと近づいた。
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