階段ついたのぅ。感慨深いのぅ。 |
少し時間を戻して、家づくりを考え出して間もない頃、いろいろなHMのモデルハウスへ行ってはいつもどこでも感じていたこと。
階段狭いなぁ。荷物もってこんなところ昇り降りするの嫌だなぁ。
結構ハイグレードな仕様で建ててますと案内されたモデルハウスでも普通のBOXタイプの回り階段ならどれも一緒。どれだけ内装が豪華でも幅は尺モジュールで同じだから。そりゃそうだ。
そんなぼくが蹴込みのないオープンタイプのスケルトン階段に憧れることは、当然といえば当然、必然といえば必然、当然で必然かつ自然。人生のパイセン、にも断然、オススメされちゃい過ぎたら呆然、タバコはマイセン、風邪にはカイゲン、ペンダントライトはルイスポールセンyeah!
と、小気味よく韻を踏めたところで我が家の階段のはなし。憧れはあっても避けて通れないのが予算との兼ね合い。WEBでいろいろ調べてみると、やれ100万だ、やれ200万だ、やれ130万だ、と幅はあるがどうやら150万はいくっぽい。これはさすがに予算割けないな。
ここで設計さん「すべて鉄骨で作るとお金がかかりますけど、チカラケタを木製にすればだいぶ予算うきますよ」
チカラケタというのは踏み板を支えるための部材。踏み板を設置する部分がギザギザになってて階段の上から下まで一直線にビヤーっと通る梁みたいな重要パーツ。こいつを鉄骨みたいに真っ黒に塗装した木材で作れば安上がりになると。強度も心配ないと。同じように作った木製のスケルトン階段を見に行ったがなるほど全然しっかりしてる。これならいけるかもしれない。
1stプランでは階段がBOXタイプの回り階段だったがストレート階段に変更。木製スケルトン階段の見積もりを待つことに。
結果、概算見積り額65万円。実際はもう少し安くできるが予算として多めに取っておくとのこと。うーん。決して少額ではない。微妙な値段だけど、これで見た目スケルトン階段にできるなら確かに安い。
木製といってもぼくらに妥協した感はない。もともと鉄骨より木製が好きだから。木製のスケルトン階段ができるなら願ったり叶ったり。ただし、手すりだけは木製だと強度の問題でかなり太くなるらしい。
ここはスタイリッシュに仕上げるため手すりのみ鉄製にしたほうがいいと設計さん。妻はオール木製がよかったらしくかなり渋ったが木製手すりにした場合のもっさり感はスケルトン階段のカッコよさをぶち壊す可能性があると静かに諭して納得してもらった。先ほどの見積り額はこの鉄製手すりの料金も含まれる。
スケルトン階段の値段はわかった。次は本当にそれだけの費用をかけるだけの価値が、スケルトン階段にあるのかどうか。それほどの費用をかけてまでスケルトン階段にしたいのか。自らを問い詰めていく作業を始める。
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