2017年7月23日日曜日

階段~希スケルトン編

スケルトン階段が絶対に必要かといえばもちろん必要ではない。階段なんて上階へ上がれればそれでいいのだから。スケルトン階段のほうが安全だというならわかるが安全でもない。かもしれない。どちらかというと回り階段のほうが安全?たぶん。いや、どうかな。

「スケルトンタイプのストレート階段」と「BOXタイプの回り階段」

それぞれの安全性や利便性、デザイン性で比較してみる。

まずは安全性。

上から下まで一直線のストレート階段は転倒したら下まで転げ落ちてしまいそう。しかしモノの本によると転倒リスクは回り階段のほうが高いそうな。途中で方向転換が必要で踏み板のサイズも変化するから踏み外ししやすいとのこと。つまり、ストレート階段は転倒したら下まで転げ落ちる可能性が高いけど、途中で方向転換が不要だからそもそも転びにくい。ということ。

ぼくの印象として、安全性を重視した場合、多くの日本人はおそらく回り階段を選ぶんじゃないかと思う。転んだ時にダメージが少ないと考えられるほう。万が一転んだ時のことを考えてーってことだと思う。

でもぼくはこの考え方が好きではない。転んだあとの安全性より、そもそも転びにくい階段であるべき。だって、どんな階段でも転んだら大怪我するし、下手したら死んでしまう。だったら転びにくいストレート階段にして安全性は段差の高さや踏み板のサイズで確保するのが正しい。正しいって書いちゃった。

ついでに書くと回り階段のほうが転んだ時のダメージが少ないって考えも疑問に感じる。上階から転落した場合、回り階段だと途中で壁に激突することになる。かなりの勢いで。高齢者がその壁に頭を打ちつけたら致命的。ストレート階段なら途中で止まれるかもしれないし、下まで転げ落ちても壁までは最低でも廊下幅の距離があるからマイルドに着陸できる。

やっぱり安全性に関してはストレート階段のほうが優れていると思う。

また、安全性についてオープンタイプかBOXタイプかどちらが優れているかの議論は、我が家では必要ないかと。だって大人2人やし。蹴込みの有無は関係ないかな。あんな踏み板の間の隙間に落ちちゃう大人なんていないから。隙間はあるけどそこには2本のチカラケタがビシャーっと通ってるし。落ちようがないわ。

ということで、安全性に関してはスケルトンタイプのストレート階段に軍配があがった。

次に利便性。

利便性ってのはこの場合、使いやすさ、昇降のし易さのこと。結果から書いちゃうとこれはストレート階段に軍配。回りながら昇降しなければいけないタイプは論外として、方向転換部分がすべてフラットな踊り場になっていたとしても昇り降りが面倒。7段昇った後、グルッと180°回ってまた7段昇る。だいぶしんどいわ。踊り場もどうせ狭いだろうし。1日に2、3回であればいいけど、生活していれば何度も昇り降りしなければいけない。特に我が家は2階にトイレがないから1日の昇降回数は、なんて考えるだけでもめんどくさい。ちょっとしたストレスでもできる限りなくしたい。これはかなり大きなポイント。

最後にデザイン性。だが、BOXタイプの回り階段にデザイン性なんてあんの?いや、壁とか踏み板の柄なんかはストレート階段でも同様にできるからBOXタイプの回り階段ならではのデザインって、どんなんあるかな?ぼくには思いつかない。きっと設計さんにも思いつかない。よって、デザイン性もスケルトンタイプのストレート階段に軍配。

比較した結果、すべての項目でスケルトンタイプのストレート階段に軍配が上がった。あとはこれらの優位性と65万円という額を天秤にかける作業。これはもうね、わからん。やっぱり利便性で書いた部分が大きい。昇り降りが楽、その価値プライスレス。

ただね、この利便性の部分て、ストレート階段なら一緒だよね。べつにスケルトンじゃなくてもね。ストレート階段なら昇り降りが楽な階段はできるんだよね。差額0円で。てことは実際、ガチでリアルに告白すると、65万円のオプション代はデザイン性のためだけにってことになるね。

でもね、うちの階段って玄関に設置されるんだわ。できるだけ広い玄関ホールにしたいって思ってて、でもスペースがもったいないから玄関エリアに階段を設置した。スケルトン階段の下は玄関土間。だから我が家における階段が占めるスペースってのは0に近い。これはスケルトンタイプにしたから実現できたこと。階段を設置しても玄関を広く感じられるのはスケルトンタイプだから。普通、階段の占めるスペースは1坪くらい。ってことは階段をスケルトンタイプにすることで1坪のスペースを得したことになる。1坪といえばW建設でいうと50万円の価値がある。それを差し引いて考えると、このスケルトンタイプの階段にかかった費用は15万円程度となる。なる?なるよね。

もっと言えば1階で1坪余計に使うってことは2階も1坪増えるってことだよね。ということは合計2坪得したことになる。ってか施工面積を節約したことになる。つまりスケルトン階段には100万円の価値があるってことね。そう言えるよね。言えなくもないよね。こうなるともうね、スケルトン階段が35万円の利益を生んだことになるよね。数字って正直だよね。うん。

階段イメージ図

なっっっっっげぇ言い訳。





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【撮影】和栗のお宅訪問