2017年7月24日月曜日

階段~抗エンドウォール編

ぼくらの想像では、階段のすべての段はスケルトンだった。すべての蹴込み板はなく、すべての踏み板の下はなにもない空間が存在するはずだった。

こんな感じ。最下段の踏み板浮いてるけど。

しかし、いよいよ階段の細かい仕様決めをしようという打ち合わせで、設計さんがもってきた立面図はぼくらの想像と違った。

我が家の階段は1階ホールから1段昇ると2段目は正方形の踊り場があり、90°右に曲がって10段昇り、最後の1段でまた正方形の踊り場があり、90°右に曲がって1段昇ると2階フロア、という作り。わかりにくいね。ホチキスの芯みたいなコの字型、っていってもわかりにくいね。

まあとにかく、階段の最初と最後に90°の方向転換するための踊り場がある、ということ。その間は10段のストレート階段がある、ということ。前回さんざん階段の途中で方向転換することのリスクを書いたけどうちのは安全なの。これでいいの。

ぼくらはそのすべての段がスケルトンになると想像してた。しかし設計さんの立面図では最初の1段と踊り場は蹴込み板が入り、壁の反対側は踏み板を僅かに越える高さの壁となっていた。しかも普通の内壁の厚さ130ミリのぶ厚い壁。


端の壁がジャマ。笠木も変。

カルいパニックを起こしているぼくらに設計さんが言った。

踊り場の下はチカラケタが上からズドンと刺さってくるんですけど、その辺りの処理がヴィジュアル的にかなり汚くなります。絶対に見えてはいけない部分が見えてしまってる感がハンパないです。屋根裏とか床下とか壁内とかと同じ処理になるんで。

で、出した答えがそのエンドパネルならぬエンドウォールかい。プロだったらどうにか見せられるような処理にしたったらええんちゃいますの。ええ、どないやの。的な異議申し立てまくったんだけどどうしても隠さなきゃならんらしい。大工さんにも相談したけどダメだった。

スケルトン階段って全段まっすぐが前提なんで、みたいな嘘っぽい説明しよったで。ほんま。

無理だと言い張るなら仕方ない。が、100歩譲って蹴込み板はいいとしよう。でもどうかエンドウォールだけは勘弁して欲しい。玄関エリアと階段がシームレスにつながって存在してこその65万だぞと。こっちの意向が反映されてないどころかスゲェ変な感じになってんじゃ65万も払えるか。むしろマイナスオプションじゃ。金返せ。

だから設計さんに聞いた。どうしてこの壁が必要なのかと。その説明で我が家の階段に関するもう一つの問題が浮上した。




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【撮影】和栗のお宅訪問