EIDAIでフローリングと階段を注文する場合、ほとんどの柄でフローリングと階段を同じ柄にすることができる。フローリングが紺鼠色なら階段の踏み板も紺鼠色。統一感が重要との主張を絶対に崩さない妻がプレジデントとして君臨する我が家では当然の選択。
しかし里床シリーズに対応した踏み板はBOXタイプの設定しかないそうな。BOXタイプということは化粧面が前方の木口(断面)と踏み面の2面だけとなる。裏面や両端の木口は合板そのままの状態。
スケルトン階段では6面すべてが露出するため、6面すべてが化粧面でなければならない。
そこで、化粧面以外の面を隠すために蹴込み板をはめてサイドに壁を作ったと。そうすることでチカラケタに乗らない踏み板を壁で固定することもできる。とゆうことらしい。参った。しかもこの場合、下2段はそれで解決するかもしれんけどスケルトン部分は紺鼠色が使えないわけで、問題が多すぎて収拾がつかねぇ。
設計さんはEIDAIに直接掛け合ってくれたりしたけど、紺鼠色の6面化粧仕上げはどうしても無理とのこと。化粧面以外は塗装しようかとか、いっそ全面真っ黒に塗装した踏み板にしようかとかいろいろ考えた。ぼくも徹夜で画像検索してヒントになる施工事例を探した。途中、下2段をすべて土間タイル張りとする案が出てほぼ決定するも「タイルが割れたら足を怪我する」という理由で頓挫。
そうして万策尽きて男たちが疲れ果てた頃、妻が言った。
踏み板、ネイキッドライトやったらあかんの?
?!?!?!?!?!?
ネイキッドライトの踏み板ないん?
ネイキッドライトでいいの?
ええよ。ネイキッドライト好きやし。
ああああある。あります!ネイキッドライトなら6面すべて化粧面のスケルトン階段用の踏み板が!
それでええやん。
山が、動いた。
ってか統一感うんぬんは。。。
踏み板ネイキッドライト案は以前から出てたんだけど妻は紺鼠色の階段にこだわってたから話半分も聞いてなかったようだ。妻は視力が低いから階段が紺鼠色だと踏み板見えないよ。ネイキッドライトならよく見えるよって言ってたんだが。
全面化粧面やったら横にダサい壁作らんでいいん?
はい。それなら踏み板がてっぺんにベンと乗りますから、この場合踏み板が「勝ってる」状態なんで壁は要りませんよ。と設計さん。
ふーん。
最後の方はたぶんよくわかってないと思うが納得したらしい。
踏み板:紺鼠色、端壁あり、ダサい |
上の画像、木口を隠すためエンドウォールが「勝ってる」状態。踏み板が土間側の壁に当たって終わる。
踏み板:ネイキッドライト、端壁なし、すっきり |
上の画像、木口を隠す必要がないため踏み板が「勝ってる」。エンドウォール不要。
最終案は土間タイル仕上げ |
踏み板に関してはさらにもう一悶着あり。EIDAIにネイキッドライトの踏み板を発注する段階になってはじめて明らかとなったこと。ネイキッドライトの踏み板は、現場でカットしなければならない、ということ。じゃあ結局木口見えちゃうじゃん。
この事実をぼくらに突きつけた時、設計さんは既に対策を練っていた。
タモの集成材をネイキッドライト色に塗装する。
んなことできんの?だったら紺鼠色に塗装したらいいのに。と思ったけど紺鼠色はかなり特殊な柄だから塗装で再現できないらしい。なるほど。
ちなみに、EIDAIでネイキッドライトの踏み板を買うより集成材を塗装した方がコストは高い。が、そのぶんの差額はサービスだとか。
このとき、我が家の階段の見積り額は60万円に決定していた。けどこれってスケルトン階段一式って感じで内訳がよくわからんし、たぶんテキトーだと思う。だからサービスって言われても元の金額が全然スケルトンじゃないしあんまり実感がないというか「あーはい」って感じでうっすいリアクションしかできんかった。
設計さんすまん。
素敵なスケルトン階段ありがと。
土間タイル施工。養生だらけでよくわからん。 |
ストレート部分も無事スケルトンに。 |
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