2017年7月26日水曜日

条件付き土地で家を建てるということ

さて、コレを書いている2017年7月下旬。内装は壁紙が施工真っ最中で外観はほぼ終わり。あとは壁紙すべて貼ったら洗面化粧台やトイレが設置されて建物は終了。外構は現在打ち合わせ中。来月8月中旬には施主検査が控えており、順調にいけば9月中旬には引き渡しとなる。

ぼくらが建てている家は、建築条件付き土地での完全自由設計の注文住宅。

ここまで家づくりを進めてきて、世間で言われている建築条件付き土地に関する噂やクチコミと、実際にぼくらがW建設との家作りで経験したことには、少しギャップがあるなと感じている。

まず、ネットのクチコミや住宅業界関係者っぽい人たちのブログなどで建築条件付き土地がどのように書かれているかまとめてみる。

  1. 施工会社(ハウスメーカーや工務店)を選べない
  2. 注文住宅と言っておきながら実際は自由度が低く、建売や規格住宅と変わらない。
  3. 土地は安く設定しているが建物で回収するため建設費は割高。
  4. 標準仕様以外の注文をつけるとメチャ割高。しかも標準仕様が最低レベル。
  5. 基本的に建設費は施工会社の言い値。相見積もりも無意味だから施主には高いか安いかの判断もできない。
  6. 施工は普段建売しか請け負ってない業者が行うため、クオリティも建売レベル。
  7. 設計は営業さんがする。施主の注文を聞いた営業が設計して設計士が図面を描く。設計士からの意見も営業を通して施主へ伝えられる。煩わしい伝言ゲームで貴重な時間が削られる。
こんなもんかな。これらの噂、W建設ではどうか。

  1. もちろん、施工会社は選べない。ぼくらは他に探す必要がないとプラスに捉えた。土地が気に入れば買い。
  2. 自由度の低さは全く感じない。自由すぎて困るくらい。どうしたらいいかな?とこっちが決めて欲しくなるくらい。土地契約後の3ヶ月ですべて決めさせられるHMでは自由度が低くて短期間で設計が終わるようになってるかもしれんけどW建設は完全に自由。なんどでも、いつまでも、納得するまでプランニング可能。
  3. 建築費が割高なのはその通りかもしれん。まあ向こうも商売だからどっかで利益出さないとやってけないでしょ。最終的にトントンならいいわ。ちなみに、W建設で建てる家の本体価格は20坪まで55万円、21坪からは50万円。したがって30坪なら1600万円。ローコスト住宅の値段ではないけど実際に造りはローコストのそれとは違うと思う。コストも造りもいたって普通。地元の工務店レベルかなと。
  4. 標準仕様が低くてアップグレードすると高額になるというのはタマホームなんかのローコストHMでよく聞く話。W建設の標準仕様は決して低くはないと思う。基礎、構造材、断熱仕様、サッシ、住設、建具、屋根、外壁、あとなんだ、なにがあるかな、まあいいや、その他もろもろ全部普通。いたって普通。とりわけ住設はかなりいい方だと思う。たとえばPanasonicのキッチンは10年掃除が要らないほっとくリーンフードや深型の食洗機が標準。オプションはアイランドキッチンが18万円くらい。スリムタイプなら15万円。カップボードはうちはカウンタータイプだけど23万円くらい。いたって普通か、なんだったら安いくらいかと。あと畳コーナーの小上がりは10万円とか、思ったより安いなと思うことが多かった。
  5. 住宅の値段なんてどこで建ててもHMの言い値じゃないかと思う。すべての部材の原価と業者側の利益を公開してる工務店もあるみたいだけど、そうでなければ基本的にブラックボックスだろと。大手もローコストも全部ブラックボックス。
  6. W建設は建売もやってるけど実際に建ててる件数から考えると圧倒的に注文住宅のほうが多い。あとW建設の建売はたぶんよくある建売のクオリティではないと思う。んだけど、それはまあ施主補正がかかってんのかな。建売はさすがに安く作ってるよな。実際安いし。
  7. 他のHMはわからないけどW建設では契約までが営業さんの仕事。契約後の間取り作成から引き渡しまで、建物に関することはすべて設計さん。したがって煩わしい伝言ゲームはしない。ちなみに、契約後もローンや保険や役所への申請関係、建物以外のことは営業さんが担当する。
以上、条件付き土地でも今のところ不満なく家づくりを楽しんでる。引き渡し後にいい買い物したなーと思えたらいいな。





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【撮影】和栗のお宅訪問