2017年7月27日木曜日

土地建物同時契約白書

W建設では土地の契約と建築請負契約を同時にしなければならないという、聞く人によってはそれだけで悪徳企業のレッテルを貼られてしまうような決まりがある。

建築条件付き土地の場合、一般的には土地の契約後3ヶ月以内に建築請負契約となるらしい。その3ヶ月間で建物の詳細な仕様を決めて見積りもしっかりと出すそうな。それから建築請負契約を結び、施主は契約金を支払う。

それが土地建物同時契約となると「施工面積はご家族4人ですとだいたい30坪くらいですねー坪50万円なので建物本体価格は1500万円ですねーオプションは予算として100万円見ときましょうねーあと外構に100万円と。はい。1700万円。これに土地代と諸費用入れて3200万円です。」とか言われてそのまま契約。実際に間取りや細かい仕様を決める段階になると少し坪数を増やしたくなったり、一生に一度のマイホーム作りだからとオプションを追加していくうちにぜんぜん100万円じゃ足りなくなったり、外構も200万円以上の見積り出されたりで当初の予算を大幅にオーバー。でも契約しちゃったし、解約したら契約金戻ってこないし、後戻りできないしってことで泣く泣くオプション削って胃が痛くなる思いして減額調整に明け暮れて毎日毎日安く仕上げるにはどうするかを考えるだけの生活を続けて引き渡しの日を迎えたけどその家は自分たちの欲しかった家とは全く違ったものだった。

なんてことになりかねないらしい。

でもさ。土地の契約後に3ヶ月打ち合わせしてから建築請負契約を結ぶ施工会社は誠実に見えるかもしれんけど、たった3ヶ月の打ち合わせで納得のいく家が完成するかどうかは疑問。

たった3ヶ月。厳しいなぁ。我が家はどのくらいかかったっけ。契約が去年の10月くらいだから9ヶ月か。9ヶ月たった今でも打ち合わせが続いてる。外構が残ってるから。

うちが特別長期間の打ち合わせをしているとは思わない。たぶん完全自由設計の注文住宅ならそれくらい時間かけても平均的だと思う。

やっぱり3ヶ月ではとても無理。大急ぎで決めて満足のいく家が手に入るのか。入るならいいけど。中には間取り打ち合わせ3回まで無料とか、2日間くらいですべて決めろと言ってくるHMもあるとか。いや、絶対ムリ。

ということでW建設では「うちの土地が気に入ったら最初に土地と建物の契約を結んでしまって、それからじっくり打ち合わせしましょう」ってスタンスなのかな。契約のときに「着工前なら契約解除できます。契約金もお返しします」とは言ってた。言ってただけだし、契約解除を申し込んでないから真実かどうかは不明。

ちなみに、ぼくらは1stプランも概算見積りも貰わないうちからだいたいの総額だけで契約した。土地は気に入ったし、工務店探すのしんどいし、モデルハウスも大変気に入ったし、住宅のデザイン性や仕上がりの質感もこれまで見たどのHMのモデルハウスより高く感じた。

ぼくらがモデルハウスを見たり施工事例を見たり営業さんと少し話しただけでW建設に対して「ここならいいかも」と思えたのは何故か。妻の友人がW建設で家を建ててとっても満足していることを知っていたからかもしれない。これまでいろんなHMを回って大量の資料を請求してたくさんのモデルハウスを見学してたくさんの営業さんと話して、一度は別のHMで契約するも「なんかここ違う。辞めたい」って思ってたら幸か不幸か住宅ローンが通らなくて無事契約解除できたみたいな経験してたくさん勉強したからかもしれない。

もしくはアホだからなにもわからんくせにわかったような気になって無計画に契約しちゃったけどたまたまアタリを引いただけかもしれない。

まだ気づいてないだけでホントはハズレを引いてるのかもしれない。

それに気づくのは明日かもしれないし10年後かもしれない。

どうせなら一生気づかないくらいぼくらがアホだったらいいな。

どっかのお花畑



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【撮影】和栗のお宅訪問