2017年8月14日月曜日

失敗感漂うウォークイン本棚システムのはなし

仕事柄、ぼくら夫婦はふたりとも多くの専門書を所有している。およそ、ハイタイプの本棚2.5台分。どこぞのマンガおたくが所蔵するマンガ本の数には遠く及ばないが、夫婦ふたり暮らしの家には少し多い感触。定期的に整理してはいるが、仕事で必要になる可能性があるためなかなか減らすことができない。

しかし新居では棚的な家具を一切置きたくないという希望があった。

そこで、最初のプランでは廊下の突き当りの壁一面を本棚にしていた。それが間取りを変更していくうちに消えてしまい、そのころには廊下の突き当りが部屋の出入り口になってしまっていて気づいたときには本棚を作ることができなくなっていた。

それからしばらくは本棚のことは隅に置いといて間取りの作成に没頭した。

間取りがだいたい決まった後になってやっと本棚のことを思い出したが時すでに遅し。本棚を作るスペースなどなくなっていた。そこで目を付けたのがLDKの隅っこで物置として設定していた半畳のクローゼット。

この空間に本棚を作る。いや、この空間を本棚とする。

半畳分のスペースしかないこの空間の突き当りに、ただ棚板を渡しただけでは、ぼくらが所有するたくさんの本を収めることはできない。そこで、ぼくらはこのクローゼットを本棚を収めるための空間として機能させることにした。複数の本棚をどうやって収めるか悩んだが、キャスター付きの本棚を縦に3台ほど突っ込んでしまうのはどうだろう。本を探すときは本棚をスラーっと引き出す。

こんなかんじ。

既にあるんやん。うちだけのアイデアだと思ったのに。しかし我が家のクローゼットにピッタリあう奥行きのキャスター付き本棚がない。本棚ごと造作で作らんとかん。

これで見積もりを取ってみる。が、金額が出るまえに設計さんから相当高額になると
の予言。

でしょうね。どうしよう。

そこで第2案、クローゼットの内壁全面を本棚にするというアイデア。クローゼットの突き当りだけでなく左右の壁も棚として使う。クローゼット内の3面に棚受けレールを付けて3面全部に棚板を取り付けられるようにする。

左右の棚板は奥行き15㎝、突き当りの棚板は奥行き30㎝として突き当りの棚には大判の参考書を収められるようにする。左右の棚板を奥行き15㎝とすることで中に人ひとり入れるようにした。

クローゼットの扉を開けるとプチ書庫

このプランが決定したのが内装工事の最中で時間的にはギリギリだったこともあって見積り金額がでたころには本棚作りがはじまってた。だからオプション追加代が高額だからやっぱヤメって言いにくい状況。そして提示されたオプション代125000円。

高いやん。もっと早く聞いてたらヤメって言ったかも。上の写真みたいな市販の本棚突っ込んでピッタリじゃなくても我慢してよしとしたかも。

ここに関してはぼくらの間でコスト的に失敗したかも臭い空気が漂っているけど口には出さないでいる。せっかくだからここでこのウォークイン本棚システムのメリットを探してみる。
  1. 1面あたりは4万円くらいだから備え付けの家具としてはそんなに高くないかも
  2. クローゼットの扉を閉じればホコリが入らないから掃除が楽
  3. 扉のおかげで日光も遮るから本が色褪せない
  4. 本棚を置かなくていい
  5. 占有面積がコンパクト
こんなもんかな。あんまりないな。我が家としては4が最大のメリットでありそもそもの目的だからこれが叶えられたことに満足するべきかと。

あと気になるデメリット、側面と突き当りで棚受けレールに違うものを使っているから棚の高さが合わないのが残念。







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【撮影】和栗のお宅訪問