虫や雑草は土を好む。湿った土を、ミクロな有機物に富んだ土を、肥よくな大地を好む。たぶん。おそらく雑草なんかは土がなければ生存できない。ぼくらにできるのは、できるだけ土の面積を減らし、無機質な人工物で覆うこと。
ここはなんとしてもコンクリートの施工面積を多めにしたい。かといって全面コンクリートではコストがかかる。そこで、よくあるコスト削減策としては、道路から見えず美観に影響しない建物の外周を土か砂利敷きとし、道路からよく見える建物前面にコンクリートを敷くパターン。
でもこれ、逆のほうがよくないか。コンクリートでなければならないのは建物外周のほうではないか。
暗く、狭く、ジメッと湿った空間。
に、なりがちな場所だから虫や雑草などの生物が生息しやすいと思う。そしてひとたび繁殖を許すと害虫駆除したり草抜きしたりが大変。狭く湿った空間で腰をかがめて除草作業。
超イヤ。
超めんどい。
つらい、しんどい、想像するのもイヤ。
ということで、外構打ち合わせではそこんところを強調しながら説明。虫や草抜きイヤなんでー、建物の周りはグルっとコンクリートでー、残りは全部砂利敷きでヨロシク。
えっ逆に!?
設計さんにびっくりされてもうた。普通は逆なんだよね。知ってる。でもいいの。うちはうち。よそはよそ。
あとはアプローチに踏石を適当に配置して、車のタイヤが乗るワダチになる部分だけコンクリートにしたらいいやんな。
こうして和栗の外構1stプランが出来上がった。
さらに減額のために改良を重ね、建物の両サイドはコンクリートでなく砂利敷きとなった。
別にふつう。いたって普通。
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できれば三枚重ねで。
ムリか。ダメなのか。
世界最強の除草シート探さなかん。
つづく。
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