なんだろう。このプラン。
いいんだけど、なんか違う。 |
タイヤの乗る部分が凹んでワダチになるのを防ぐための土間コンがどうしようもなくダサい。
タイヤが転がる部分だけをコンクリートにしてるから縦に細長くスリット状に砂利を分断してていかにも「ここに車を停めることとする!」って四角四面のステレオタイプのありきたりのオーソドックスの見慣れたあんちくしょう。
なんとかならんか、この形。
いろいろ考えて楕円にしてみたり、波型にしてみたり、丸を並べたりシミュレーションしたけどいまいちしっくりこない。
ていうかコレ要るのかな。このコンクリート部分。砂利だけじゃダメなんかな。ちゅるんちゅるんの丸石でなければワダチなんてできないんじゃないかな。
そこで、アプローチ以外は全て砂利敷きに。あと砂利が道路にこぼれないように道路側の何センチかはコンクリートにしたほうがいいとの噂をキャッチ。てゆうかずっと妻が訴えてたから道路側にコンクリートを敷くことに。ここは車の出入りが頻回になるから洗い出しで。
さらにぼくが「どこかで曲線を取り入れたい」と言い出したからこの洗い出し部分を曲線でデザイン。
いいやん。雅やん。 |
そして世界最強の防草シートを探していたぼくらはGoogle検索で特に難しいこともなくアッサリと見つけた。デュポン社のザバーン。
和栗のいえにもしっかり施工されてる防湿シートのタイベック・ハウスラップ。で、おなじみのデュポン社。防草シートも作ってるらしい。これがなかなかの評判。設計さんに見積りお願いしたら設計さんも知らんかった。
で、設計さんが早速サンプル取り寄せてくれて実物を拝見。従来の防草シートはビニールシートみたいなペラペラ。破れなくてもすぐにほつれそう。対してザバーンは不織布の分厚い感じというかブレーキパットの薄い感じというかその中間という感じ。なかなかのタフガイ。これで水を通せるのかと疑いたくなるが通すらしい。
平米単価は高くなるけどコレ採用。
と思ったらデュポン社にはもうひとつ防草シートがあった。グリーンビスタ砂利下シート。ザバーンは商品名に防草シートと書かれていて土手とか土の上に敷いてシート自体は露出させて使うっぽい。グリーンビスタは商品名に砂利下シートと書かれていて用途は名前のまんま砂利の下に敷いて雑草の繁殖を抑制するもの。
どちらも用途は同じ。たぶん防草性能はザバーンが上。平米単価はザバーンよりグリーンビスタのほうが安い。
普通の防草シート 1200円/m2
ザバーン 2100円/m2
グリーンビスタ 1800円/m2
個人的に、こうゆう用途を限定した製品が大好き。逆に大は小を兼ねる的な芸のないものは大嫌い。例えば、デジタルオーディオプレイヤーやデジカメ。今時ね、スマホでいいんだよ。スマホでなんでもできるんだから。でもあえてプレイヤーを持ちたい。デジカメを持ちたい。そうゆうお年頃。
グリーンビスタは砂利下に敷くという用途に限定した製品ではなかろうか。たぶん同じ用途ならザバーンでもカバーしてるし、なんだったらザバーンのほうが効果はあるんだろう。でも一般家庭の砂利下に敷くならこれで十分というちょうどいい製品をわざわざデュポン社が開発してくれたに違いない。見上げた企業努力だ。ユーザーのフトコロ具合に優しく寄り添う敏腕エンジニアだ。
さらに、このデュポン社の防草シートは駐車スペースの砂利下に施工すればタイヤの沈み込みをある程度防ぐことができるとパンフレットに書いてある。
嘘くせぇ。なーんか嘘くせぇ。
とか思いつつも期待して防草シートはデュポン社のグリーンビスタに決定。
こいつを砂利下に敷き詰めればタイヤのワダチも防ぐことができるだろうか。できれば駐車スペースのダサい土間コンを打たなくてすむ。
さっそくプロに相談だ。
つづく。
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