2017年10月10日火曜日

【トラブル】異臭の原因

異臭の出どころが玄関ホールのスイッチプレートだとわかった。とりあえず今わかっていることと臭いが日増しにキツくなっていてこれからも強くなると予想されることをW建設の営業さんに伝えた。

翌日、W建設の設計さんが訪ねてきて臭いを確認。外へ回って汚水管の蓋を開けた。

陽が沈んだ暗がりでスマホのフラッシュライトの灯りを頼りに汚水管の中を観察する。管の中は暗くて見づらいが、管の底に直径8センチほどの汚物が付着していた。

え、コレって・・・

うわ・・・

うんこ見られた。

妻とともに一瞬凍りついたが口に出すとこれ以上の調査が続行困難となる可能性があった。一度でも恥ずかしがったらもう無理だ。設計さんも務めて冷静かつ粛々と調査を進めている。ここは何事も意に返さない感じでやり過ごすしかない。

彼は住宅のプロ。ご不浄モノなんぞ見慣れてるし、動じない。だからこちらも平気なフリしてやり過ごすんだ。

うわ、設計さんにうんこ見られた。

ぼくの耳元で囁く妻。

こらこら、うろたえるな。恥ずかしくなるだろ。ちくしょう。そもそもどうしてうんこが汚水管に残ってるんだよ。そうゆうもんなのか?

いや、そうゆうもんではないらしい。

設計さんによると、汚水管に汚物が残ってるのは何か引っかかるものがあるからで、本来ならスルッと流れて汚水管は空っぽになるはずだとか。

なにが汚物の流れを邪魔をしているかはわからないけど、とりあえず配管屋さんに来てもらって汚水管を高圧洗浄、引っかかりの原因を特定して排除すればニオイは止まるかもしれないとのこと。

ふーん。いくつか疑問は残るがとりあえず向こうの言うようにしてみよう。じゃ、よろしく。

後日、配管屋さんがきて汚水管を洗浄。設計さんも来た。洗浄を終えた配管屋さんが言う。

洗浄はしましたけど底のコンクリートは除去できないのでまた汚物が残ると思います。

コンクリート?は?汚水管の中にコンクリートがあんの?なんで?

いつ入ったかはわかりません。ここでコンクリートを使うのは外構屋さんと基礎屋さんですが・・・

いや、外構屋だろ。どう考えても外構屋だろ。どうもこの設計さんは外構屋をなにかとかばうフシがある。

外構屋とはいろいろあった。

ちょっと今回は、許せないぜ。

トイレの汚水管は家の北側にある。ここには他に、トイレ手洗いと風呂の排水管がある。

並びは上流から、トイレ手洗い、トイレ、風呂の順だ。それぞれの配管が合流する部分に蓋があり、蓋を開ければ中の様子がうかがえる。問題のコンクリートはその全てで見つかった。どの蓋を開けてもコンクリートがへばりついている。

ぼくらが汚物の塊だと思っていたのはコンクリートの塊で汚物はそれの表面に付着していた。

配管屋さんはさらに続けた。トイレの水の勢いが強くて上流の手洗い排水管の合流地点まで逆流してます。そこで汚物がコンクリートに引っかかって残ってるんです。

問題の異臭の出るスイッチプレートがある壁の中はトイレの排水管ではなく、手洗いの排水管しかない。

まとめると。

トイレから流れ出た下水が汚水管の本管に合流するときに手洗い排水管のある上流へ逆流。汚物は手洗い排水管に近いコンクリートに引っかかって残留。その臭いが手洗い排水管を通って壁内に流れ込み、それがさらにスイッチプレートの隙間から家屋内に流れ込んだ。

ぼくが引っ越し直後から感じていた異臭の正体は・・・そうゆうことらしい。

外構屋には排水管などにコンクリートをこぼさないように普段から言ってますし、必ず作業後は清掃するように徹底してるんですが・・・

と、設計さん。

でも、こぼした人は絶対気付いてますよね。これ、気付かないわけないですよね。普段から徹底してるならなおのことタチが悪いですよね。わざと放っていったんですから。こぼしてもすぐに拭き取れば底で固まらずに済んだのに。

設計さんが悪いわけじゃないから途中でやめたけど、これは外構屋に言ってやらんとね。


今回ぼく、かなりムカついてる。



つづく



Oct 10, 2017
waguri





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【撮影】和栗のお宅訪問