2017年8月12日土曜日

不用品と引越し見積り

家電は全て買い替える。

タンスや本棚などの家具は一切置かない。

新居には、古いものは一切置かない。

古いものはぼくらだけ。なんつって。

これは家の設計段階から決めていたこと。

新しい家電は購入済みで、引き渡しから引越し前後に新居へ運ばれる段取り。

タンスは置かずに全てクローゼットの中。本棚も置かず、物置クローゼット全体を本棚にするという画期的なシステムを考案。食器は全てカップボードの引き出しの中に収納。TVボードは使わず壁付けのカウンターにAV機器を集約する。

フローリングに置く家具は寝室のベッドとリビングの座卓のみ。

という計画。


ここで問題となるのは、今住んでいる家で使っている家電や家具をどうやって処分するか。最寄りのゴミステーションに捨てられるのは神戸市指定のゴミ袋45Lに入るものだけ。

燃えないゴミは袋に入る大きさで5㎏以下である必要がある。逆に言えば、これらの条件をクリアしたものであればちょっとした家電、たとえばラジカセとかトースターとか電気ポットなどは燃えないゴミとしてゴミの日に処分できる。

それ以外の重量物や大きなものは市に連絡して指定の金額のゴミシール(1枚300円くらい?)を購入して処分したいゴミに張り付けて最寄りのゴミステーションに持っていく必要がある。

あのね、45Lのゴミ袋に入らず、5㎏を超える重量物であるわけだから、自力でゴミステーションになんて持っていけるわけないじゃんか。特に根性なしのめんどくさがりのぼくができるわけないじゃんか。

ってことで大きなものや重いものは別の方法で処分しないといけない。

ざっと書くと、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、タンス(2つ)、本棚(3つ)、TVボード(2つ)、電子レンジ、メタルラック(3つ)、カラーボックス(2つ)、ストーブ(2つ)、特大衣装ケース(4つ)、衣装ラック(2つ)AVアンプ、サブウーハー、CDラック、PCデスク&チェア(2組)、ガラステーブルなどなど。

かなりのボリューム。新居に持っていくのは服と食器と本とDVDと自転車とPCと大事な書類関係ぐらい。


不用品の処分をどうするか。

真っ先に思いついたのがリサイクルショップや不用品買取業者に見積り出して買い取ってもらえそうなものは売って、ダメなものは金払って引き取ってもらう方法。しかし不用品買取業者っていい噂きかないし、こっちが金払って処分を依頼してるのにどっかの山奥で不法投棄とかされたらたまらんし。

とりあえず名の知れたところでBOOKOFFグループのOFFHOUSEへ電話。

「家電は7年未満のものしか買取できません」だって。

どこのたぁけが使える冷蔵庫7年で売るだ。(知多弁)

けどまぁそりゃそうか。そんなうまい話しがあるわけないわな。リサイクルショップはやめた。たぶん普通に金取られて終わりだわ。

次の手はネットオークションとかジモティーとか。

は、時間がかかる。あとやっぱりたぶん売れない。却下。

引越しまであと1ヵ月。時間はあまりない。普通に引越し業者に引き取ってもらうか。うん。それがいいわ。面倒くさいし。引越しの瞬間まで使えるし。

引越し業者の見積もりまでに「捨てるリスト」と「持ってくリスト」を作成。持ってくものの引越し料金と捨てるものの処分代を見積もってもらう。

1社目。働き者a.k.a昆虫の引越し社で見積もり。a.k.aの使い方間違っとるかもしれんけどどうでもいいわ。引越し代は3.5万円くらい。処分代は家電リサイクル料込みで13.5万円くらい。+エアコン処分代1.5万円くらい。合計18.5万円くらい。くっそ高くない?処分代が高すぎるわ。

相場が全然わからんけど、ぼくの中では全部引越し先に持ってく場合の引越し料金(8~9万円)+家電リサイクル料くらいの額ならヨシとするイメージだった。

不用品を処分するのってお金かかるのね。

新しい家電買うのにそうとうな金使ってるのに古い家電の処分にそんな金使いたくねぇわ。なんとかならんかな。ってことでもう1社見積り。今度は大阪商人の街でベンキョウしまっせ引越センター。うん。イメージだけでも期待できそう。

引越し代5万円くらい。処分代16万円くらい(!)。家電リサイクル料とエアコン取外し代3.3万円くらい。

・・・定価でね!で、いろいろ交渉して「これくらいのイメージで・・・」みたいな話しも折り混ぜつつ実際にベンキョウしてもらって上司にも電話で交渉してもらった。

結果、引っ越し代4万円くらい。処分代5万円くらい。家電リサイクル料とエアコン取外し代3.3万円くらいまでディスカウント。わぉ。全然違うじゃん。税込みで13.5万円くらい。

全部持っていく場合の引越し料+家電リサイクル料ってイメージに近い額。妻もこれでいいのではと。じゃあ、これでヨシとする。


ちゃんと調べて時間かけてしっかり交渉してうまいことやればもっと処分代を節約できるかもしれんけど、もうこれでいいわ。午前便だし。業界最大手だし。







2017年8月11日金曜日

真夏の施主検査

キョウモー

ニポンワー

アツカタネー

こんなクソ暑い日に、エアコンのない完成直前の住宅で、約3時間。うちの断熱材ダイジョウブ?機能してる?ってくらい暑かった。

と、書いてる最中にテレビの速報「京丹後市で大雨警報」何この天気。


今日は待ちに待った施主検査の日。

施主検査における三種の神器。

草薙の水平器
八咫の懐中電灯
八尺瓊のビー玉

施主検査ではこれらを携えて万全の状態で迎えるのが、新居に対する施主の最低限の礼儀。

ぼくらも例外なく、これらの必須アイテムを検査前にホームセンターで購入しようと考えていた。

が、見事に寝坊してしまって13:30に現場で待ち合わせなのに11:30に起きて朝ごはんはしっかり食べてシャワーもしっかり浴びて入念に歯磨きして気がつくとホームセンターに寄ってる暇はなくなっていた。

ライトと水平器はiPhoneでいいや。

ビー玉転がすのってなんかマヌケだし恥ずかしいからやめとくわw

ってことで現場へ直行。

現場に着くと誰も来ていなかった。寝坊したぼくらが一番乗り。だって約束の30分前だから。ホームセンター行けたけど面倒くせーから。

早めに着いて外壁を勝手に検査。してたら設計さん到着。外壁は小さな欠けがいくつか見つかった。マスキングテープをペタリ。目地の周りにプライマーの後かな?なんかボンドの膜みたいのが見えたから掃除をお願いした。

ポーチの前に散水栓があるんだけどこいつの周りがいつも濡れているのが気になる。漏れてんのかな?とか。水道メーターは動いてない。謎。

中に入って玄関から、気になるところは片っ端からマスキングテープをペタリペタリ。
うぇ、なにこれ。みたいな箇所は全くなく、全体的にとっても綺麗。

これまでもちょくちょく来ては気になるところを指摘して来たから新しい指摘箇所もなくどんどん進む。

とはいえ、普段は大雑把だけど変なところで神経質なオトコなもんで、ここぞとばかりに隅から隅までチェックする。

玄関収納の両開きドアの中央側が奥まっているとか、寝室のダウンライトの色が変わらないとか、クロスの剥がれやヨレや汚れとか、トイレ手洗いの自動水栓の水圧が高すぎて事故レベルとか、化粧柱のヘコミとか、2F手洗いカウンターが中央にあるはずなのに右に寄せてあるとか、玄関ドアのゴムパッキンがよれてるとか、階段のチカラケタがタイルにささってるところのコーキングが汚いとか、洗面化粧台の引き出しの向かって右側だけしっかり閉まらない、とかとか。

写真は一切撮ってない。

もう暑すぎてそれどころじゃなかった。

あと床下に潜る人はあまりいないという言葉を頭上に感じながら構わず床下へ潜った。久しぶりに見る基礎。スベスベしてヒンヤリして薄暗くて静かで楽しかった。床の断熱材を初めて見た。床の断熱材はグラスウールと聞いていたが不織布みたいなシート状のものだった。壁に使うものとはだいぶ違ってた。けどグラスウールらしい。

途中、営業さんがお茶の差し入れを持ってやって来た。なんて気の利くオトコなんだ。遅れて来たのに。ぼくらが大工さんにやりたくてできなかった甘酸っぱい思い出のミッションをサクッとこなしやがった。

営業さん。着くなり我が家をベタ褒め。そーかなー。そーですよねー。どうしよう。「はりまの家」とかに掲載されたらどうしよう。そんなん自慢にしかならないわ。うはは。すっかり気持ちよくなっちゃった施主。ほんまに出来るオトコやで。

その後も家を褒められまくっていい気持ちになりまくって雑談しまくって、いたって平和的に施主検査終了。帰路に着いた。

明日は外構打ち合わせに西の果て「たつの市」の石材店へ。ぼくら、外構でもこじらせてますから。

の、前にこの後引越しの見積もりがあった。

長い1日やで。





2017年8月10日木曜日

フルローン施主のやさしいミカタ

ぼくらは今、家を建てている。


決して景気がいいとは言えないこのご時世に、うん千うん百万円もの大借金をして、家を建てている。

頭金0円でフルローン。

石橋を叩いて砕いて残骸をスッキリ掃除してから新しい橋を架けて渡るタイプの慎重派の人びとには正気の沙汰とは思えないかも。

自分でも信じられないんだけど来年ぼくは40才になる。おっさんである。しかし3年前は学生だった。30半ばでハイティーンのクラスメイトと専門学校の講義室で机を並べてお勉強するのはちょっとキツかった。

が、そのおかげで国家資格を取得して、今の楽しい職場(気の利いた嫌味)にありつけている。

何が言いたいかというと、貯金はないが時間もない!ということ。

結婚して以来、ずっとぼくら夫婦が夢見てたマイホームの建設。

時間的には、今しかない。

年齢的に今が最初で最後のチャンス。


超低金利時代の到来

住まい給付金

住宅ローン控除

資格で入職した職場での勤続が1年を経過

学生時代に作った借金の完済

0金利政策の影響かどうか知らないけど銀行が金を貸したがってるこの現状


すべての事象が追い風となって、ぼくらの夢を後押しした。

さらにぼくらの強いミカタとなってくれたのが、ぼくらが夢の建築を託したW建設と、ぼくらの夢の軍資金を調達してくれた地元地方銀行だ。

W建設は中間金を取らないという珍しい制度でぼくらのミカタをしてくれた。これは本当にありがたかった。おかげでつなぎ融資が不要となり、その手数料が節約できた。

そして地元地方銀行。

今日、W建設の事務所で、地元地方銀行の担当者と、住宅ローン契約の申込みをしてきた。

土地の決済は終わってすでに返済が始まっているが、今日は建物の分。

このまま順調にいけば、明日の8/11に施主検査。それから手直しや外構工事がはいって、8/31にローンの本契約。9/8に建物決済。9/10には引渡し。9/14にはお引っ越し。

と、まだまだ楽しいイベント目白押し。

フルローンでは諸費用も銀行から借りる必要がある。その場合、通常なら住宅ローンより高い金利で契約する。しかしうちの場合、地元地方銀行のご厚意によりこの諸費用ローンも住宅ローンと同じ金利で借りることができた。

この事実を今日初めて知ったのだが、これもまた追い風。

みんながぼくらの夢の建築を後押してくれてるみたいだ。

そんな感じの印象を受けた、施主検査前夜のひととき。






2017年8月9日水曜日

照明計画ハイセンス

今日の記事は、書くことあまりないかな。

だって、うち、ダウンライトしかないから。

高天井と見せ梁とDL


最初のうちはなんとなく他の施主ブログにあるようなペンダントライトとか施主支給したりすんだろうなと思ってた。

どうせぼくのような個性のない、当たり障りのない、毒にも薬にもならない、なんの特技も特徴もセンスも身長も武勇伝も才能もない人間は、どっかで見た誰かのマネして満足してんだろうなと。

キッチンには小さな三連のペンダントライト。

ダイニングはグッと目を惹くルイスポールセン。

和室はほんのり灯る和紙の吊り下げ照明。

階段にはレトロなブラケットライト。

RoomCripとかHouzzには、みんながついつい真似したくなるような、それはそれは素敵なインテリア自慢の写真がたくさん登録されている。

でも照明って高いし、選び方がイマイチわからない。どうマネしていいかもわからない。ぼくには本当にセンスがないんだと思う。

ルイスポールセン、誰?偉いの?みたいな。

変なカタチなのに高え!みたいな。

最初見たときはこんなハイセンスぶった70年代のキテレツなヒッピーもどきが考えた「21世紀(近未来)のインテリアです」みたいな照明のなにがいいの?『時計じかけのオレンジ』にでてくる変わったチェアーみたいな。ライティライ!じゃねーっつーの。とか思った。

けどメチャ高級品だった。しかもたくさんの人たちに支持されてた。大人気の照明だった。

そのセンスは未だに全く理解できん。

もう選ぶのも面倒。一個一個買ってたらお金かかるし。安いの買ってりゃいいんだろうけどそれこそ本当にセンス問われるし。もうお手上げ。

ってことで我が家の照明、基本ダウンライト。

ダウンライトじゃないのは洗面化粧台のメイクアップ用の蛍光灯、トイレの間接照明、階段のブラケットライトの3つだけ。

ポーチすらダウンライトだからね。

ダウンライトは高いという噂を聞いてた。ダウンライトひとつ追加するのにかかるコストは2500円。と、取り付け費が2000円。合わせて4500円。照明買うより安いやん。

でもダウンライトひとつじゃ明るさが足りない。シーリングライト並みの明るさにしようと思ったら3つ4つ要るみたい。4つ付けたら18000円。やっぱ高いわ。


標準で付いてくるダウンライトもあるけど数が少ない。うちの場合、全部で7個。全然足りない。ダウンライトは明るさのイメージが掴みにくいからどうしても不安になる。暗かったらどうしよう、と。そこでついつい追加する数が増えてしまう。

我が家のダウンライト、追加した数だけで21個。標準と合わせると28個。我が家の施工面積がだいたい28坪くらいだから1坪にダウンライト1個。

まぁ、妥当な気がする。

うちの場合、色をどうするかで結構揉めた。ぼくは眩しがりだから優しい電球色。妻は視力が弱いから明るい昼白色。好みがはっきり分かれた。

ただ好みうんぬんではなく、家全体のイメージとしては電球色が合っている。これは妻も認めるところ。ぼくも設計さんも電球色で間違いないと思っている。でもやっぱり電球色では暗くなるのではと妻の不安。

そんなん

スイッチで切り替えできたらええんちゃう。

暗いと感じたときは切り替える

それでええんちゃいますの。

迷ったときは両方採用。

民主主義の大原則。

どっちの色も表現できて、スイッチで切り替えできるダウンライト。これ採用。

 色の切替できる調光器


LDKと寝室は2種類の色温度が切り替えできるやつ。ひとつは電球色として、もうひとつはどうしようか、妻は迷ってた。昼白色は白過ぎるかもしれない。けどちょうどいい感じの温白色という色を発見して採用。

で、今あらためて見積りみたらこの切り替えできるダウンライトが1個5700円になってた。

リビングに6個

ダイニングに4個

寝室に・・・まぁいいや。

照明のオプション総額228800円

設計さんのファーストプランではLDKを折りあげ天井にして間接照明をシュピーンシュピーンシュピーンと入れようとしていた。当然、今よりも高額の見積りを出してきた。速攻却下。

素敵だけどね。速攻却下。

トイレの間接照明も却下しようと思ったけど「そうですかぁ、やめますかぁ」って、設計さんがなんだか悲しそう。客に悲しそうな仕草すんな。仕草はどうでもいいけど実際に素敵だったからやっぱり採用。


以上、冒頭で書くことあんまりないとか書いてたけどなかなかの長編になった。





2017年8月8日火曜日

和栗のトイレ

172600円で造作手洗いカウンターを作る。

とはいえ、何にどれだけ費用がかかるかなんてわかるはずもなく、とにかく「こんな感じ」ってイメージを伝えてあとは見積りを待つだけ。

で、予算オーバーしていればデザインから見直すか安い材料を探して減額調整するしかない。

デザインについて、妻からの要望はふたつ。給排水管が見えないこと。手洗いカウンターに収納を兼ねること。

給排水管はカウンターが付く壁全体を少しフカして壁給水と壁排水にしたらいい。問題は収納。カウンターに収納をつけるとたちまち実用性重視でデザイン性に乏しい手洗いカウンターの出来上がりとなる。

こんな感じ。

これでは和栗のいえが台無し。スゲェ高いし。そこでぼくらが考えたのはカウンターとその下に収納があるんだけど収納が床まで着いてなくて、壁付けにして浮いた状態になってるやつ。

 雰囲気こんなん

左右の扉が襖みたいになってて中央に向かって開く。真ん中は組子細工の欄間を取り付ける。左右の襖は組子の内側を通って開く。排水管は向かって左の収納の中を通って壁に付いている。
で、カウンター下の床に白い砂利でも敷いたら完璧。

こんな感じにして。と、見積り。幅とかカウンターの高さなんかの細かい仕様はお任せして水栓や手洗いボウルはぼくらで指定した。

見積りの結果、造作手洗いカウンターにかかった費用は204330円だった。

惜しい。約3万円オーバー。

以下、内訳。

アラウーノS2 77400円
カウンターと収納引き戸 95000円
洗面ボウルと排水金具 53500円
間接照明 13500円
カクダイ自動水栓(施主支給) 21330円
タニハタ組子らんま(施主支給)21000円

合計 281730円

水栓はカクダイのセンサー水栓713-504。なぜかヨドバシの通販で破格の値段で買えた。他の通販サイトでは4万円台だったからとっても謎。迷わず施主支給とした。洗面ボウルもカクダイだけどこっちは安い通販サイトが見つからなかったから普通に工務店から発注してもらった。間接照明は設計さんのアイデア。

タニハタの組子らんまは商業向けの300x700。組子のデザインで結構値段が変わるから数日悩んだけどそんなに大きなモノではないからシンプルに菱形がよいかと。でも菱形だけだとシンプルすぎるから三重菱くらいで落ち着く。

きれーなー





2017年8月1か2日ごろ トイレ施工完了

和栗のトイレ


襖はこれから表にクロスが貼られる。

手洗いボウルと水栓は手前にある。

水栓にょき。

トイレこんなに豪華でどうすんのってくらい、ぼくらのような庶民にはもったいないデキ映え。

カウンターと襖なんて見積りみて「95000円て高ぇよ。こんなもん3万円くらいでパッと作れよ」とか密かに思ってたけど、タモ集成材のこのカウンター、クオリティが高すぎるわ。これなら95000円するわ。アホか。わろてまうわ。アホか。いい仕事しすぎじゃ。アホか。






2017年8月7日月曜日

トイレ手洗いがダサくてつらい

1階にひとつだけ設置されることになった我が家のトイレ。妻の強いコダワリでタンクレスのアラウーノS2にアップグレードされている。

ぼくはね、手洗い付きのタンクが着いたW建設標準のトイレでもよかったんだけど、妻の強いコダワリだから。これ、絶対うごかないから。

 標準トイレ。こうゆうの。

アラウーノS2へのオプション差額は77400円。で、タンクレストイレの場合、手洗いをトイレの中かすぐ近くに設置しなければならない。絶対必要というわけではないけど出来れば設置したい。となればさらに手洗いのコストも見積もらなければならない。W建設がオプションに用意している手洗い器はPanasonic製のアラウーノ手洗い52900円。手洗いをトイレ内に設置するとなればトイレ面積を増やしたい。その面積が0.25坪。坪単価で125000円。合計255300円也。

なかなかの出費。

ただね。W建設がオプションに用意しているアラウーノ手洗い。これがどうにかならんの?ってくらいダサい。ここ何日かずっとダサいダサい言ってるけどこれは本当にダサい。ガチでリアルにダサい。

ないわぁ


こうなると今度はぼくのコダワリが出てきちゃうわけ。こんな手洗い嫌や。もっとカッコいい手洗いにしたい。が、妻はアラウーノ手洗いでもいいと言っている。マジか。こんなもんでいいなら標準のトイレに付いてる手洗いでいいじゃん!

少し複雑になってきたからここで1度話を整理する。

ぼくは標準のトイレでいい。

妻はタンクレストイレがいい。

ぼくはアラウーノ手洗いが嫌。

妻はアラウーノ手洗いでいい。

妻の意見を通すならタンクレストイレ&アラウーノ手洗い。

ぼくの意見を通すなら標準トイレかタンクレストイレ&造作手洗い。

妻は50以上でなければ嫌だといい、ぼくは0か100でなければ嫌だという。そんな感じ。

我が家にたったひとつしかないトイレ。

妥協してよいものか。


よいわけない。こんなところでイモ引くやつは最初から建売買ってりゃいいんだ。

いつもの得意の言い訳を考えよう。数字は正直だ。トイレに多額のオプション費用を発生させるに足る理由。ぼくらが2人とも満面の笑みを浮かべて納得できる、極上の言い訳を。


そう、我が家にトイレはひとつしかない。最近の木造2階建ての一戸建てなら当たり前に付いているはずの、ふたつめのトイレが、我が家にはない。前回の記事でふたつめのトイレの設置にかかるコストは約50万円と書いた。つまり、トイレをひとつにすることで約50万円の建築費用を節約したことになる。なるよね。うん、なる。

その費用の一部をひとつしかないトイレに回してもいいんじゃないか。例えば25万円くらい余分にかかったとしてもトイレをもうひとつ追加する費用との差額で25万円の節約はできてる。

我が家にひとつしかないトイレ。その追加費用を25万円と定めよう。手洗いを置くための0.25坪の床面積は洗濯物干し部屋の面積を減らすことで確保した。建物自体を大きくしたわけではないから差額0。タンクレストイレのオプション差額が77400円。残り予算172600円。これでカッコいい造作手洗いが作れるか。いや、これだけあれば作れるだろ。


つづく





2017年8月6日日曜日

2階にトイレはいらない

我が家のトイレは1階のひとつだけ。

その昔、半年くらい前、間取りが3LDKで大人4人が暮らす新居をプランニングしていたときは特に迷うことなく1階と2階にトイレをつけるつもりでいた。

しかし妻の両親が同居しないことになって、じゃあそんなに部屋数いらないねってなって、間取りが1LDKになって、坪数も減らせたんだけど坪数が減ったら施工面積が30坪きっちゃって、W建設は施工面積が30坪以下になるとトイレがひとつになるルールで、つまり二つ目のトイレはオプションになってしまうことから「オプション代払ってまで二つ目のトイレ要るかね」という疑問がわいてきて夫婦でいろいろ話し合った。

二つ目のトイレを作る場合、それにかかるコストは0.5坪分の坪単価25万円とトイレ(アラウーノS2)21万5千円とトイレ内手洗いが6万円くらい。軽く50万円超えてきた。

約50万円のコストに見合う価値が二つ目のトイレにあるだろうか。ぼくらは夫婦二人暮らし。トイレは1フロアにひとつと考えると自然だが、1人にひとつと考えると贅沢。というかどんだけトイレ行きたいん?とツッコミたい。

数だけでいえば当然ひとつあれば十分。問題はひとつしかないトイレへのアクセス。家中のどこにいてもアクセスしやすい場所にあればひとつで良い。けど、どう頑張っても階が違えばそこそこ億劫に感じるはず。とも思うけど、そんなに大きな家でもないじゃん。とかなんとかいろんな考えがぐるぐるぐるぐる回って最終的に二つ目のトイレは要らないという結論。

結論がでたのはいいけど今度はじゃあ1階と2階のどちらにトイレを設置するかという問題。

我が家は2階リビング。2階にあるのはLDKだけだけど、新居での主な滞在フロアは2階になると予想される。というかずっと2階にいる。絶対。

ならばトイレは2階に欲しい。

と、一瞬思ったけどその考えはすぐに消えた。

2階トイレのメリットは2階のリビングでくつろいでいるときに直ぐトイレに行けるという一点のみ。でもリビングでくつろいでいるときって完全に覚醒してるから別に階段なんかへっちゃらで昇降できる。だから1階にしかトイレがなくても大丈夫な気がする。

朝の行動をシミュレート。
  1. 目覚める
  2. トイレ
  3. 洗面(もしくは風呂)
  4. 軽く身繕い
  5. 朝食
  6. TV観ながらマッタリ
  7. 洗面(歯磨きとか)
  8. 本格身繕い
  9. 出勤

2階トイレの場合、2.5.6が2階。往復回数2。

1階トイレの場合、5.6が2階。往復回数1。

ちなみに、普通によくある間取りの1階リビングでトイレがふたつある場合、1.2.4.8が2階。往復回数2.5。工夫して4を省略したら1.5回。

2階リビング、1階トイレ最高。

あと、1階の寝室で寝ているとき、深夜に目覚めてトイレに行くとする。このときトイレが2階にあると眠気まなこを擦りながらエッコラ2階まで行かなければならない。これはしんどい。事故も起こりやすい。

トイレが1階にあれば寝室からすぐにトイレへ行ける。老後に体力が衰えて階段昇降が困難になってもトイレへは行ける。 風邪を引いたり具合が悪くて寝室で寝込んでる時、すぐ近くにトイレがある。

つーことで、我が家のトイレは1階にひとつとする。

つづく





【撮影】和栗のお宅訪問